設置工事不要で室外機のないエアコンの最新モデル(2025年)
壁に穴を開けずにすぐ使える室外機なしのエアコンが注目されています。賃貸や引越しの多い方には特に便利で、設置費用や手間を大幅にカット。工具や専門業者を必要とせず、自分で簡単に設置できるモデルも増えており、夏本番に向けての準備がスムーズになります。デザインもコンパクトで、インテリアに馴染みやすい点も魅力です。
2025年の室外機なしエアコンについて
最新モデルは、大型の室外機を持たず、配管工事や穴あけ工事が不要です。主に次の2タイプがあります。
- 置くだけエアコン:排気ダクトが付属し、窓の隙間を利用して排気を外へ逃がします。コンセントに接続するだけで使用可能なタイプ。例としてドン・キホーテの「どこでも置くだけエアコン」があります。
- 窓用ルームエアコン:窓枠に設置し、窓の外に排気を直接排出するタイプ。設置枠や取付パネルがセットになっており、工具不要で設置可能です。2025年の代表的モデルにはCORONAの「CW-1625R」があります。ハイアールからも新機種が発売されています。
これらは設置工事が不要であり、搬入と設置の初期費用を抑えられる点が特徴です。特に都市部においては、設置スペースの制限やマンションの管理規約の関係で室外機が設置できないケースも多いため、こうしたモデルが人気を集めています。
また、2025年モデルは省エネ性能が向上し、電力消費効率も改善されています。これにより、従来型の窓用エアコンよりも電気代を抑えつつ快適な室温管理が可能になっており、環境にも経済的にも優しい選択肢となっています。
室外機なしエアコンのメリットと設置方法
工事が不要で設置が簡単
- 壁に穴を開けない従来の壁掛けエアコンは室外機設置のために配管穴が必要ですが、これらのモデルは穴あけ不要です。賃貸住宅でも使いやすくなっています。施工の煩わしさや損傷の心配がないため、オーナーとのトラブル回避にもつながります。
- 設置場所の移動が容易本体を部屋の窓際に置き、排気ダクトを窓に通して設置します。引越しの際も持ち運びや再設置が比較的簡単です。短期間の仮設冷暖房や、季節限定の使用にも向いています。
- 工事費用がかからない専門業者による施工を必要としないため、工事費用が発生しません。購入後すぐに使い始められる手軽さも大きなメリットです。
設置時に気をつける点
- 排気ダクトは確実に外に通す排気が室内に戻らないよう、窓用パネルや隙間パッキンで密閉性を確保すると冷暖房効率の維持に役立ちます。特に窓を完全に閉めることが難しい場合は、隙間からの冷気の漏れや排気逆流を防ぐ専用アクセサリーの使用が効果的です。
- 防虫や断熱対策も検討窓パネルの隙間から虫や外気が入ることがあるため、防虫ネットや断熱パネルの活用をおすすめします。防虫グッズは安価に手に入り、快適な環境づくりに役立ちます。
- 振動や騒音の軽減対策カーテンや防音マットを利用するなどの方法で振動対策を行うと快適に使用できます。設置面にフェルトシートや防振ゴムを敷くことも効果的です。2025年の新モデルは静音設計が向上していますが、使用環境によっては音が気になるケースもあるため、設置場所選びは重要です。
最新モデルの紹介と特徴
ドン・キホーテ「どこでも置くだけエアコン」
- 価格帯:約3万円~4万円台後半
- 消費電力:東日本(50Hz)約900W、西日本(60Hz)約1,050W
- 電気代の目安:1時間あたり約24~32円(電力単価31円/kWhで計算)、1日8時間使用で月額約5,800~7,500円
- 概要:冷暖房両用でリモコン操作可能。付属の窓パネルを使い排気ダクトを窓に設置
- 特徴:工事不要で設置が簡単
- 注意点:運転音はやや大きめのケースがあります
利用者からは設置の手軽さや冷暖房性能に一定の評価がある一方、音の大きさに注意が必要との声もあります。2025年のモデルは操作性も向上し、スマートフォン対応リモコンの搭載が一部で進んでおり利便性が増しています。
CORONA 窓用エアコン CW-1625R(2025年モデル)
- 価格:44,698~47,499円(税込)
- 消費電力:50Hzで550W、60Hzで635W(比較的省エネ傾向)
- 適用畳数:4~7畳程度
- 設置方法:窓用枠を使い、工具なしで取り付け可能。2人での設置が推奨されます
- 重量:約21.5kg
- 特徴:冷房専用、リモコン付き、静音設計、内部乾燥機能あり
- 保証:1年保証付き。5年保証は有料で提供
利用者からは「設置しやすく静音性がある」「冷房効果が適切」といった評価があります。設置時にはコンセントの位置を確認し、排気ダクトの取り回しに十分注意することが推奨されています。2025年モデルでは、より洗練された冷暖房制御技術を採用し、室内温度を均等に保つための送風角度調整機能なども搭載されています。
ハイアール窓用ルームエアコン(JA-W18A、JA-W16A)
- 特徴:室外機不要、壁工事不要。窓高さ78〜140cmに対応し、別売延長枠を使うことで約2mまで対応可能
- 環境対応:R32冷媒を採用し環境負荷を配慮
- 機能:温度自動調整の「おやすみ運転」機能、フロントパネルは水洗い可能
- 発売開始:2025年4月より全国で順次発売開始
ハイアールモデルは特に静音性と電力効率に優れ、長時間の使用にも適しています。窓用エアコンとしての使い勝手を高めるため、操作パネルの使いやすさを追求しており、暗い部屋でも見やすいバックライト付きディスプレイを採用しています。またメンテナンスが容易な点も特徴です。
電気代と省エネの目安
- 消費電力はモデルによって異なり、置くだけエアコンは約900~1,050W、窓用エアコンは約550~635W程度です。
- 電力量単価を31円/kWhとした場合、1時間あたりの電気代は24~32円程度です。
- 1日8時間の使用で月額約5,800~7,500円前後が標準的な電気代の目安となります。
- 使用時間の調整や扇風機との併用によって電気代を節約できる場合があります。
- 断熱性能が高い部屋では冷暖房効率が向上し、電気代の節約につながることがあります。
- また、タイマー機能やエコモードを賢く活用することで、室内温度を過度に下げすぎず、省エネ運転が可能です。これにより、熱中症の予防と電気代のバランスをとることもできます。
室外機なしエアコンを選ぶためのポイント
- 設置環境の確認窓のサイズや形状、コンセントの位置や数を確認し、対応するモデルや必要な付属品を選ぶことが重要です。窓パネルの取り付け方法や排気ダクトの長さ、隙間処理のしやすさもチェックしましょう。
- 部屋の広さに合わせた対応畳数を選択多くのモデルは4~7畳程度の適用範囲で、小~中規模の部屋向けの商品が中心です。部屋のレイアウトや日当たりも加味して適切な能力を選ぶことが重要です。
- 排気や防虫対策を行う窓の開閉や設置パネルの密閉性、排気ダクトの位置を確認し、冷暖房効率を維持できるよう配慮しましょう。隙間からの虫の侵入を防ぐために、防虫ネットを使うと良いでしょう。
- 保証やサポート体制の確認1年保証が基本で、故障時や設置時の相談に応じるメーカーや販売店からの購入が安心につながります。2025年にはメーカーのサポート窓口も充実し、オンラインチャットや電話相談がスムーズに行えるよう整備されています。
新設!置くだけエアコンの設置トラブルの防止法とメンテナンスのコツ
室外機なしで手軽に使える「どこでも置くだけエアコン」などのモデルは便利ですが、設置時のちょっとした不注意から冷暖房効率の低下やトラブルが起きやすいのも事実です。ここでは2025年の最新情報を踏まえ、設置トラブルの防止策とメンテナンスのポイントを具体的に解説します。
排気ダクトの設置ミスは性能低下の大きな原因
窓に排気ダクトを通す際、ダクトが曲がっていたり、たるんだ状態だと排気がうまく外に逃げず熱が室内に戻ってしまいます。結果として冷却・暖房能力が著しく低下し、電気代だけが高くなる事態に。排気ダクトはできるだけ直線的に、かつ窓パネルとぴったり合わせて密閉性を保ちましょう。また、窓を完全に閉め切れず隙間ができる問題もありますが、市販の断熱パッキンや断熱アルミパネルを活用すると隙間風を遮断しエアコン効率が上がります。
水タンクの定期的な排水が不可欠
置くだけエアコンは冷房や除湿運転中、水が内部タンクに溜まります。満水になると自動停止してしまう機種が多いので、こまめに水を抜くか、連続排水用のドレンホースを利用して排水口に直接繋ぐのがおすすめです。排水管理を怠ると故障の原因にもなります。
騒音対策は設置環境とアイテム活用で大幅改善
2025年モデルは静音性が向上しているものの、運転中のコンプレッサー音や排気音は完全に無音ではありません。周囲の騒音レベルや部屋の広さ、設置場所によっては夜間や寝室利用で気になる場合もあります。防音カーテンや防振マットを設置床に敷く、振動吸収フェルトを使うなどすると騒音は大幅に軽減できます。さらに、風向や排気口を人がいない方向に向けるだけでも快適度は上がります。
メンテナンスで寿命と省エネ効果をキープ
- フィルターは定期的に掃除し埃を取り除く。
- 排気ダクトや窓パネル周辺のホコリやカビは清掃。
- 水タンクの清潔を保つためアルコール除菌も年1回程度実施。
- 販売店やメーカーの説明書に従い、部品の摩耗や不具合のチェックを行う。
これらのケアは電気代節約にも直結し、快適な運転を長く保つためには欠かせません。保証期間内はメーカーサポートを活用し、疑問点はすぐ問い合わせましょう。
2025年現在、室外機が不要なエアコンは、工事不要で賃貸や引越しが多い生活環境に合った選択肢として広がっています。ドン・キホーテの「どこでも置くだけエアコン」やCORONAの窓用エアコンCW-1625R、ハイアールの窓用ルームエアコンなどが代表的です。価格帯はおおむね4~5万円前後で、設置は比較的簡単です。
窓枠やコンセントの環境に合わせて排気ダクトを正しく設置し、運転音の特性も加味して設置場所を検討するとよいでしょう。電気代は1時間あたり24~32円程度で管理可能で、省エネ性能も向上しています。
騒音面に配慮しつつ、工事に伴う費用や手間を抑えたい方や、小規模な部屋で期間限定の冷暖房用途を検討している方に適した製品です。加えて、2025年モデル以降は環境負荷軽減や操作性向上にも注力されており、ますます快適かつ利便性の高い選択肢となっています。
出典
- https://wiple-service.com/column/donki/
- https://store.shopping.yahoo.co.jp/try3/4906128538639.html
- https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000186.000020472.html
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